レギュレーターストーブST-310とは?
レギュレーターストーブはアウトドア用ランタン・バーナー等を取り扱うソト(SOTO)の主力商品です。
燃料にCB缶(カセットボンベ)を使うのでランニングコストが低く、最初のバーナーとして人気が高いアイテムです。
私は2つ目のバーナーとして購入し性能の高さ、ランニングコストの低さからキャンプや登山に手離せないアイテムとなりました。
そんなレギュレーターストーブST-310の基本スペックはこちら↓
サイズ | 幅170×奥行150×高さ110mm(使用時) |
幅140×奥行70×高さ110mm(収納時) | |
収納サイズ | 110mm |
重量 | 350g |
発熱量 | 2.9kW(ST-760使用時) |
レギュレーターストーブの特徴
外気温が低くても安定して燃焼する
SOTOが開発したマイクロレギュレーターを搭載しており、外気温が低くても安定して燃焼してくれます。
CB缶(カセットボンベ)タイプのバーナーの弱点は外気温に弱いことですが、レギュレーターストーブはその弱点を克服しています!
特に冷え込む朝晩や秋冬のキャンプでも使用できるので、使い勝手がめちゃくちゃ良いです。
また標高2,922mある大天井岳でテント泊した際、気温が5℃以下で風も強いといった条件でも安定して燃焼してくれました。
高火力を長時間維持できる
レギュレーターストーブはドロップダウン現象による火力低下がないため、長時間高出力を維持することができます。
CB缶で発生するドロップダウン現象とは、ガスポンべ内の液体(液化ブタン)がガス化しにくくなることです。
またCB缶ではこのドロップダウン現象が起こりやすく、外気温が低い場合や長時間の連続燃焼で発生します。
冬に鍋をしたいときになかなか着火してくれないことや長時間の調理でガスボンベがキンキンに冷えている等、家庭で使うカセットコンロでも同じ経験をしたことがあるのではないでしょうか。
レギュレーターストーブはアウトドアでの使用が想定されているので、悪条件に負けない機能がしっかりと備わっています。
コンパクトに収納可能
レギュレーターストーブは折りたたんで収納することができる設計になっています。
収納時のサイズは幅140×奥行70×高さ110mmと、かなりコンパクトでリュックや収納ボックスの隙間に収まります。
収納方法もシンプルなので初めて触る人でも悩むことなく収納することができます。
また挟み込む等のケガのリスクも無いので安心して扱うことができます。
五徳が大きく安定する
コンパクトでありながら五徳のサイズは外形130mm、内径47mmあるため大きな鍋でも安心して使用することができます。
さらに五徳の足は4本あるのでガタツキが少なく、鍋やクッカーが安定します。
ニトリのスキレットや19cmの鉄フライパンを置いてみると滑りや傾きもなく、かなり安定します。
また五徳はかなり頑丈で、約5.2kgもあるSOTOのステンレスダッチオーブン(10インチ)を置いてもしっかりと安定していました。
ランニングコストが低い
レギュレーターストーブはCB缶(カセットボンベ)を燃料としているのでランニングコストが低い特徴があります。
CB缶はOD缶(アウトドア缶)の1/4~1/2の価格なので長い目で見ると大きな差になります。
またCB缶はスーパーやコンビニにも置いていることが多く、万が一燃料を忘れてもすぐに調達することができます。
価格が安く、どこでも手に入るCB缶で使えるだけでもかなり大きなメリットだと言えますね。
純正のオプション品が豊富
SOTOの商品の中でもトップクラスの人気を誇るアイテムなので、オプション品も数多く揃えています。
どんなオプションがあるかを紹介していきます。
①指一本で簡単点火!点火アシストレバー
点火スイッチを押しやすくするレバーで、これがあれば指一本で点火することができるようになります!
②滑りを抑える!アシストグリップ
五徳の足に装着することで滑り止めの効果と足から伝わる熱を遮断することができます。
③これでより快適に!アシストセット
①と②に加えてアシストポーチがセットになっています。
④肉を美味しく焼き上げる!溶岩石プレート
遠赤外線効果で肉をふっくら焼き上げることができます。
遮熱板も同封されており、ガス缶が熱せられるのを防ぐことができます。
⑤手軽に燻製!スモークダクト
レギュレーターストーブを使って手軽に燻製を楽しむことができるアイテムです。
収納もコンパクトなのが嬉しいポイントですね。
⑥炎を安定させる!ウインドスクリーン
風を遮断して炎を安定させるためのスクリーンです。
風が強いと調理の難易度がグッとあがるのでこれがあると頼もしいですよ。
⑦まとめてスッキリ収納!マルチケース
レギュレーターストーブやウインドスクリーン、その他の小物をまとめて収納できるケースでポケット付きなので地味にうれしいです。
レギュレーターストーブの残念な点
点火がしずらい
レギュレーターストーブはガスを少し出した状態で点火スイッチを押すことで点火することができますが、バーナーをテーブルに置いた状態では点火スイッチを押しづらく、鍋等を置くとさらに点火しづらくなります。
なので点火の時はバーナーを持ち上げて点火させる必要があります。
しかしこれに関しては、先ほどオプション品で紹介した「点火アシストレバー」を装着することで解決できます。
より快適に使用するならぜひ手に入れたいアイテムですね。
弱火~中火の火加減調整が難しい
マイクロレギュレーターを搭載しているため、高火力が得意で中火~強火の火加減調整は◎
一方で弱火~中火の火加減調整は苦手で、特に弱火で煮込む・蒸す時は定期的に火加減を確認する必要があります。
またレギュレーターストーブには風除けが無いので、弱火の際は途中で消えてしまっていることもあるので注意。
風除けについてはオプション品で紹介した「ウインドスクリーン」を装着することで解決できますよ。
レギュレーターストーブの使用方法
足を広げる
収納袋からバーナーを取出し、五徳の足を広げる。
CB缶をセットする
CB缶を差し込み、缶を時計回りに回すと固定されます。
「シュー」っと音が出るまでガスを出す
火力調整のつまみを回して、「シュー」っと音が出るまでガスを出します。
点火スイッチで点火する
バーナー下部にある点火スイッチを押して点火します。
【快適】非純正のちょい足しアイテム
ダイソーで風防
100円ショップのダイソーにレギュレーターストーブ用の風防として使えるアイテムがあります。
それが「かわいい抜型」で、これに入っている丸型がシンデレラフィットするのです!
実際につけてみると、、、
見事にフィットしていますよね。
さらに驚きなのが風防性能の高さで、横から息を吹きかけても炎がぶれない程の効果!
純正の風防よりもコスパが良く、かなりオススメです!
まとめ
いかがでしたか?
SOTOのレギュレーターストーブは性能やランニングコスト、取り扱い易さ等あらゆる面で満足でき、1つ目のバーナーにもサブバーナにも最適なアイテムだと言えます。