フジカハイペットを購入して4年。
実際に秋~春先までのキャンプで何度も使用してきた私がフジカハイペットの良さと不満について詳しくレビューしていきます!
また、私が使っているちょい足しアイテム等も紹介していくので、購入を検討している方だけでなく、既にフジカを使用している方にも参考になるかと思います!
フジカハイペットとは?
フジカハイペットとは株式会社フジカが販売している純日本製の石油ストーブです。
高性能でありながらどこか懐かしい見た目をしていて、その機能と見た目から人気を集めています。
フジカには「反射板無しモデル」か「反射板付きモデル」の2つのモデルがあり、かつ「ブラック」と「ホワイト」の2色のカラーバリエーションがあります。
その中でも私が購入したのは「反射板付きモデルの白」です。
なぜ反射板付きにしたのか。これについてはこの後紹介しますが、購入を検討しているのであれば反射板付きを購入することを強くオススメします!
買ってよかった!5つのポイント
コンパクト
フジカハイペットのサイズは幅310mm×奥行310mm×高さ432mmで、他の灯油ストーブよりもコンパクトです。
実際にトヨトミストーブと比べるとフジカハイペットの方が高さが低いことがわかりますね。
少しの差かもしれませんが、持ち物が多くなる冬キャンプではこの差が結構重要だったりします。
画像:フジカとトヨトミ
ちょい足しアイテム
小さいからこそ収納バッグも豊富!
フジカハイペットには収納ケースがないので、梱包時の段ボールを使用しているキャンパーも多いですが、使っていくうちにボロボロに、、
しかし、嬉しいことにフジカハイペットの収納にぴったりなアイテムが沢山あります!
①QUICK CAMPのクイックアップトラッシュボックス
②オレゴニアンキャンパーのポップアップトラッシュボックス
③ヌーピーハイツールボックス
ちなみに私は①のクイックトラッシュボックスを使用しています!
↓こんな感じでフジカにピッタリです!
高火力で暖かい
フジカハイペットの発熱量は2.5kw!あまりピンと来ませんよね(笑)
暖房の目安は木造8畳(13.2㎡)、コンクリート造10畳(16.5㎡)程なので、テント内を暖めるには十分なパワーがあります。
また石油ストーブには対流式と反射式があり、どちらの方式なのかで感じる暖かさが全く違います。
対流式は芯を燃やし、暖めた空気を対流させることで部屋全体を暖める設計になっているため、じんわりと部屋が暖められていきます。
この方式を採用しているのが、トヨトミストーブやレインボーストーブです。
一方、反射式では芯を加熱することで遠赤外線を発生させているので、ストーブの前にいると直接暖かさを感じることができます。
フジカハイペットはこの反射式を採用しているため、直で伝わる暖かさがあります!
反射板でさらに暖かさUP!
反射板があることで放射熱が全て正面に向けられ、暖かさが大幅にプラスされます。
又、背面への放熱が遮られるのでフジカハイペットをテントの端に設置してもテントが傷みにくいのも嬉しいポイントです!
持ち運び時に灯油が漏れない
フジカハイペットは燃料タンクから灯油が漏れないようになっているので、燃料タンクに灯油を入れたまま持ち運ぶことができます。
車内で灯油が漏れて大惨事に、、なんて心配は無用で安心・安全に取り扱うことができます。
キャンプ前に給油すれば、燃料を持っていく必要がないので荷物を減らすことができる上、取り扱いに注意が必要な燃料を持ち運ぶ必要もなくなりますね。
また給油時に給油口から灯油がこぼれてしまっても、床にはこぼれないような作りになっています。
使用者の安全を考え設計されているところが、さすが日本製といえますね!
調理ができる
これは灯油ストーブ全般に言えることですが、ストーブの天板に鍋などを置いて煮込み料理を作ることができます。
幕内でバーナーを使うのはキケンですが、フジカハイペットはバーナーに比べて一酸化炭素の発生が少ないので、私はよくフジカハイペットで鍋を作っています。
ちょい足しアイテム
灯油ストーブの上は少し不安定ですが、フジカハイペットにぴったりな五徳が他のメーカーから販売されているので紹介します。
①ホームセンターコーナンの五徳
②キャプテンスタッグのゴトク
私は五徳の他に、餅焼き網なども使っています。
これがあればお餅やトーストを焼くことができます。
ストーブで暖まりながら、温かい料理を作ることができるので一石二鳥ですね!
ここがちょっと...3つの不満
燃料タンクが小さい
燃料タンクの容量は約3.6Lあり、メーカーカタログには燃焼時間10〜12時間と記載されています。
しかし、実際に連続燃焼させてみると8時間程度で燃料が空になってしまいます。
冬でも基本的には特に冷え込む朝晩しか使わないので8時間でも十分ですが、昼間も使う場合は灯油タンクが必要です。
ちょい足しアイテム
私が使用している灯油タンクはこれ↓
MSRの燃料ボトル2種(20oz = 591ml、30oz = 887ml)とヒューナースドルフの燃料タンク(5L)です。
風に弱い
フジカハイペットは風に弱く幕外での使用はあまり向いていません。
風の影響を抑える整流板が元々付いていますがそれでも風が吹くと芯が冷えて熱が弱くなってしまいます。
そのため私は幕内での使用をメインに考えています。
しかしこれで困っているわけではありません。
なぜかと言うと、幕外では焚火で暖を取るからです。
幕外では焚火。幕内ではフジカハイペットと使い分けして冬キャンプを楽しんでいます!
燃料給油口が小さい
フジカハイペットの最大の不満点は、給油口の径が小さいことです!
直径〇〇cmと小さく、給油ホースを使って給油しないと灯油がこぼれてしまいます。
ちょい足しアイテム
こぼさないように給油する為のおすすめアイテムはこちら!
・コールマンのフューエルファネル
フジカの使用方法
step.1 燃料を入れる
燃料タンクのメーターを見ながら灯油を給油します。
給油してから灯油を芯に染み込ませるために15分ほど待ちましょう!
step.2 点火
芯を出し、整流板を持ち上げて芯に火をつけます。
このときライターでは芯に点火するのは大変なのでチャッカマンを使用しましょう。
ちょい足しアイテム
点火時に私が使っているアイテムはこちら↓
・SOTOのスライドガストーチ
・SOTOのスライドガスマッチ
どちらのアイテムも火口が伸縮するので様々なシーンで活躍する便利なライターです!
またカセットガスからガスを充填することができ、繰り返し使えるのでおすすめです!
ストーブ使用時の注意点
最後にストーブを使うときの注意点についてです。
幕内で火気を扱うときは、空気の通り道を作るなどして十分な換気を行い、一酸化炭素中毒対策をしてください。
一酸化炭素は無色・無臭のため、幕内に充満していることに気が付くことができません。
そこであると安心なアイテムが一酸化炭素警報器です。
幕内の一酸化炭素濃度を計測し、規定値以上で発報するので致死濃度に至る前にキケンを知らせてくれます。
安心してキャンプを楽しむために、こちらも合わせて準備しておくとGOODですね!
まとめ
いかがでしたか?
フジカハイペットは機能性に加えて安全性も高いため、安心して取り扱うことができます。
秋・冬キャンプでは幕内で暖まりながら鍋を囲むなど、寒い時期ならではの楽しみ方があります。
あなたもフジカを連れて秋・冬キャンプをより快適に過ごしてみては?