キャンパーの皆さんこんにちは。
突然ですが、キャンプの時に皆さんはどんなランタンを使っていますか?
手軽で明るいLEDランタンや暖色の炎で照らすガスランタン、ビンテージランタンなど人それぞれだと思います。
今回は様々なランタンの中でも、小さく揺らめく優しい炎が特徴的な「フュアーハンドランタン」を紹介します。
私もフュアーハンドランタンの愛用者で、キャンプを始めてから6年間ずっと使っていて本当に良いランタンだなと感じています。
そんなフュアーハンドランタンのおすすめポイントについて説明していきます。
フュアーハンドランタンとは?
フュアーハンド社はドイツで誕生した会社で、もともとは銀食器メーカーであったが当時灯油ランタンの需要が拡大していたことから1902年にランタンの生産が開始されました。
今でも当時からの基本デザインは変わらず、100年以上愛されるランタンとなっています。
フュアーハンドランタンの構造・特徴
フュアーハンドランタンはウィック(芯)に着火させるだけなので、加圧式ランタンのようにマントルを付けたり、ポンピングするなどの手間が不要で初心者でも簡単に使いこなすことができます。
またフュアーハンドランタンは別名ハリケーンランタンとも呼ばれており、嵐の中でも明かりが消えないという事からこのような名前が付けられています。
それを可能とする構造の最大の特徴は左右のフレームで、フレームの中は空洞になっており空気が循環される仕組みになっています。
フュアーハンドランタンのおすすめポイント
頑丈(6年目でも現役)
私が所有するフュアーハンドランタン「ベイビースペシャル276」は私がキャンプを始めた6年前からずっと使用していますが、壊れるどころか不具合ひとつも起こったことがありません。
私は結構面倒くさがりな性格で、フュアーハンドランタンの手入れはほとんどしていませんが、煤が詰まったりフレームが変形したりなどの軽微な不具合も未だゼロ!
いくらなんでも頑丈すぎますよね!(笑)
調べてみるとフュアーハンドランタンはヒマラヤ遠征や航海、軍用としても採用されているそうで、この頑丈さに納得しました。
この調子だと今後数年、数十年は使えそうです。
ランニングコストが低い
フュアーハンドランタンの燃料は灯油なので、OD缶やホワイトガソリンを使用するランタンよりも燃料代が抑えられます。
灯油はガソリンスタンドで購入することができて、1Lあたり100円以下とお財布に優しいです。
またフュアーハンドランタンは燃焼時間も長く、なんと約20時間持ちます。驚愕ですよね!
私はいつも昼過ぎぐらいからフュアーハンドランタンに明かりを灯し始めていますが、寝る前までずっとついていますよ。
寝る前に消し忘れたこともありまずが、朝までしっかりついていて驚きました。
常夜灯として使うのもいいかもしれませんね。
灯油の場合、燃焼時に煤が発生しガラスが汚れてしまうので、それが嫌な方はパラフィンオイルの使用をオススメします。
パラフィンオイルには虫除け効果があるモノもあり、キャンプ好きだけど虫は嫌いという方にオススメですよ。
カラーバリエーションが豊富
フュアーハンド社から発売されているランタンは1989年以降は「ベイビースペシャル276」のみとなっています。
その代わりに豊富なカラーバリエーションをラインナップしており、限定カラーを含めると20色程あります。
様々なカラーが用意されているので、自分のキャンプスタイルに合ったカラーを見つけるのは簡単ですね。
皆さんもこだわりのカラーを探してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、購入当時まだ学生だった私は最もお手頃なジングを購入しました。
今だったら何色を買うのかな⁉かなり迷ってしまいそうです。
手入れが簡単
ランタンと聞くと手入れが必要なんでしょ?手間がかかりそう。と思いがちですが、フュアーハンドランタンはほとんど手入れが必要ありません。
私が実際にやっている手入れは、煤で黒ずんできたガラスを拭くぐらいで、毎回やっているわけではなく10回使用したらに1回拭くぐらいの頻度で掃除しています。
しかも、ガラスはティッシュやキッチンペーパーでささっと拭けるので、もはやメンテナンスフリーと言っても過言ではないでしょう。
はじめての灯油ランタンにはベストなアイテム間違いなしです!
フュアーハンドランタンの残念ポイント
完璧だと思われたフュアーハンドランタンにも実は弱点があり、それは「明るさが足りないこと」です。
フュアーハンドランタンは芯を燃焼させているだけなので光量は少なく、キャンプでは手元を照らしたり、サブランタンとして用いることが多いです。
それでもフュアーハンドランタンは雰囲気づくりには最適で、ゆらゆら揺らめく炎を見ているだけで癒されます。
フュアーハンドランタンの使い方
燃料を入れる
燃料タンクのキャップを外して、パラフィンオイルまたは灯油を入れます。
燃料を入れたら芯に燃料が浸み込むまで10分ほど待ちます。
芯を出す
燃料キャップの近くにあるのが芯の出しろを調整するツマミで、これを回して芯を出します。
ホヤを持ち上げて着火
ランタンのサイド支柱にホヤを持ち上げるレバーが付いているので、レバーを下に下げます。
チャッカマンやマッチで芯に火をつけて、レバーを上げれば無事に着火完了です。
番外(燃料容器)
番外編として、私が使用している灯油のボトルについて紹介します。
使っているのはこちらの3種類でMSRの燃料ボトル2種(20oz = 591ml、30oz = 887ml)とヒューナースドルフの燃料タンク(5L)です。
MSRの燃料ボトルもヒューナースドルフの燃料タンクどちらもキャップのゆるみ防止構造になっていて、キャップ部分を押しながら緩めることでキャップを空けることができます。
車やカバンの中で燃料が漏れたりすることがなく、安心ですね。
またフュアーハンドランタンに燃料を入れる際は溢れないようにフューエルファネル(coleman)を使うと便利ですよ。
まとめ
いかがでしたか?
フュアーハンドランタンが100年以上愛され続けるのには多くの理由があるのです。
洗練された設計で確かな品質と豊富なカラーバリエーションをラインナップしたフュアーハンドランタン。
あなたもお気に入りのランタンで揺らめく炎に癒されてみては!?